機械のパートナー

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ガイア王国からタイス国までの道をトラックが走る

「ねぇ〜鈴香〜次の町まで予定だとあと一時間くらいだよねぇ〜早く宿で休みたいんだけ

ど・・・・・。」

私がそう言うと鈴香と呼ばれたトラック運転していた女は無表情に答えた

NO・・・・。フィリス様がガイア王国シンで一時間ほど寄り道をした為に一時間遅れの

午後九時になる予定です。」

そう、私の名前はフィリス、元戦士で怪我を理由にしてやめて傭兵になったんだ。なんで

やめたかしりたい?フフッそれはまた今度♪それで隣にいるトラックを運転している無表

情の雌型アンドロイドが【鈴香】っていうのよ。アンドロイドを知らない?まぁ簡単に言

えば感情付き人型ロボットね。(鈴香はあんまり表情を表さないけど^^;)で今何をして

いるかと言うと裏ギルトで中身は知らないけど物の運送の依頼を受けて運んでる途中なの。

いや〜鈴香の言ってた寄り道っていうのはね、一つはなんかバンダナを頭に巻いた若い男

がチンピラに囲まれていて助けがいるかと思ってしばらく見守ってたんだけど必要なかっ

たみたいで、あの若い男なかなかの腕前ね。二つ目はけっこういい男に道聞かれて、教え

てあげたんだけど、またシンの中でばったり会って、まだ目的地につけないって言うもん

だから(相当の方向音痴ね)目的地まで連れて行ってあげたんだけど、それでその帰りに

一杯だけ飲もうかと思って酒場入ったらやたら暑苦しい男といかにも頭悪そうな男数人で

喧嘩してたんで止めに入ったんだけど、そんな事をやってたら出発時刻より一時間過ぎて

たわけで。

「やっぱ私のせいなのね・・・・・。」

YES・・・・・あなたのせいです。フィリス様」

「うわぁ〜はっきり言うのね、その性格もちょっと直したらいいんじゃない?私みたいに

親切にさ〜」

「わかりました。メモリー重要層に記録します・・・・・。助言感謝します」

鈴香は感情のない声で言い、こちらに頭を下げる。

「もうちょっと人間らしく・・・・・いや、いいわ。なにか食べるものあったっけ?」

YES・・・後ろにシンで買ったクッキーがあります。」

私がクッキーを取ろうとしたときものすごい爆音とともにトラックが急停車。

「なに?どうしたの鈴香?」

YES、お客様のようです」

目の前には十人前後の人がいる。トラックの近くには爆弾かランチャーでできた爆発の後

がある。盗賊のようだが防弾兼強化服を着ていて銃もそこら辺の盗賊が使っている粗悪品

ではなさそう。

「ふ〜ん、盗賊にしてはいい装備してるわね〜」

YES、記憶層にリンク・・・・、あの装備はガイア王国の一部の特殊部隊が装備してい

るものです。いかがなさいますか?」

私はちょっと鈴香から後ずさり、言った

「良く知ってるわねぇ〜どうやってそんな知識手に入れるわけ?」

YES・・・お答えします。私は他の国にいくたびに国のデータバンクにハッキングして

情報を入手してます。」

私はふぅとため息をつき剣の柄で鈴香の頭を軽く小突き言った

「それが理由で襲われたんじゃないの、今回?とりあえず話を聞きましょ、まぁ無駄だと

思うけど・・・・。」

ガタンとトラックのドアを開けて私と鈴香が下りる

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