シンの町を見渡せる丘の上にいる・・・・。

「フフフフ、やっと見つけましたよ、両親の敵!!」

私は目の前にいる銀色の髪をした男を睨みつけた。銀髪の男は余裕の笑みを浮かべこちら

を見ている。そして口を開く

「あぁ、キミはあのとき魔道書を奪いに行った時にいたガキですか・・・・。キミのご両

親は頑固でねぇ〜研究のために魔道書を貸して欲しいといったのに貸してくれないので殺

して奪いました。ククク♪あの時のキミの両親の悲鳴は結構いい味出してましたよ・・・・・。」

そして銀髪の男は異様な形をしたナイフを取り出し私に突っ込んできた。

「さぁ、私の実験につき合っていただきましょう!!」

「ふざけるな!!両親の敵だ!お前は絶対倒す!! 『我は求める神速の足を!!』」

私は加速の魔法を唱えると同時に魔法剣を構え走り出した。

 

 

その戦いの数日前

 

私は今、とても困っています。生まれてから今までずっと苦手で短所といいますか、マイ

ナスポイントといいますか・・・・・方向音痴の私はシンという町で迷ってしまいました・・

宿を目指していたはずなのに・・・・。ちょっと前に戦士風の女の人に道を教えてもらっ

たのにさらに迷ってしまった・・どうしよう・・・・

頭をかかえて道端で悩んでいるとついさっき聞いた声に呼ばれる

「あれ?あなた、さっき道を聞いてきた人よね?もしかしてまだ宿に着いてないの??」

声の主はさっき道を聞いた戦士風の女の人。ちなみに言われたことが図星だったため私は

もっと凹んだ・・・・。しかし何とか口を開いて喋り返す

「ええ、実はそうなんです・・・・私、生まれつきの方向音痴なんです。スイマセンがも

う一度道を教えていただけますか?」

女の人は少し考えた後言った

「私が宿まで連れて行ってあげるわ!教えてもまた迷いそうだしね♪あっ!そうそう私の

名前はフィリス、傭兵をやってるの。あなたは?」

私は・・・・

「私はルイスといいます。奪われた大事なものを取り返すために旅をしています。」

そう、私は奪われた『魔気錠』と呼ばれる私の家に代々伝わる魔道書と・・・・そして・・・・・

奪われたときに殺された両親の敵を探している・・・・・絶対見つけてやる!!

そんなことを考えながら歩いていた私の目の前にいきなりフィリスさんが顔を出す。いきなりだったので思わず私は

「うわっ!!驚いたぁ〜」

と声を上げてしまった。フィリスはそれにビックリした顔で言った

「驚いたのはこっちよ。宿に着いたのに気づかないで通り過ぎようとしたから止めただけ

なのに・・・・・。何か考えことでもしてた?」

これまた図星・・・・。

「はい、ちょっと考えてました。えっと宿まで案内していただいてありがとうございます。

フィリスさん。」

「んん、いいのよ〜でもね、そうやって考え込むのも程ほどにね。それじゃあ私はこれで。」

私はフィリスさんを見送ったあと宿に入り眠りに着いた・・・・・・。

 

 

 

 

私は目が覚める。部屋を見渡す。見慣れた本棚に机・・・・・・あぁココは私の部屋だ。

喉が渇いた、一階に下りて水を飲もう。両親を起こさないようにそっと・・・・・。

一階に下りる。リビングのドアが少し開いている。覗く。そこにあったのは血まみれの両

親の死体・・・死体・・・・死体・・・・そこに一人誰かが立っている。魔道書を持って

いる銀髪の・・・・・・・・・・・。

「ウワァァァァァァァァァァァ!!」

そこで意識が途切れた。

 

 

 

ハッっと私はベットから身を起こす。周りを見渡すと机があり、ベットがある標準的な宿

の一部屋・・・・・朝日が窓から差し込んでいる

夢か・・・・・・・いつかこの夢を見ないで眠れる日が来るのだろうか・・・・・。

私が身を起こし着替え、宿の食堂に行くといい匂いがする、とても食欲を誘う匂いだ。

「ああ、起きたかい、美形男。まったく・・・寝起き顔もカッコいいねぇ〜この〜!!」

この宿のマスターが朝食を運んできた後私を肘でつつく。

「はぁ〜^^;ではちょっと顔を洗ってから食べますのでそこに置いといてくれますか、朝食?」

そして洗面所に行き、顔を洗う。そしてふと洗面器の水に映る自分の顔を見る。この顔は

母親譲り・・・・・。しかし母の死に顔を思い出してしまい、水の浮かぶ自分の顔を叩く。

「クソッ!!」

そして私は朝食を食べ終え太陽のまぶしい外へでる。

『いらっしゃ〜い』

『安いよ〜安いよ〜』

『アハハハ、キャハハハ』

子供が騒ぎ、市場が賑わい母親たちが立ち話に夢中になっている。のんびりした午前中の

日々・・・平和な日々・・・・昼まで散歩がてら歩き続け、食事をしようとレストランに

入る。そして適当に注文し、水を一杯飲む

「ふぅ〜」

目の前のテーブルに二人組みの男が喋っている。

『それでな・・・・ん髪の男がよぉ〜』

『へぇ〜』

私はその場で勢いよく立ち上がった。そして喋っていた男の一人の襟首をつかんで持ち上

げ言った

「おい!!その男はどこへ行った!!」

喋っていた男は驚いた様子で喋る

「いきなりなんだよ!!『男』は近くの森に行ったよ、遺跡がどうたらかんたらっていっ

てたな。これでいいだろ!!離してくれ!!」

「ああ、スイマセン!!」

そして男に謝り、私は急いで森に向かった。

 

しかし・・・・・

「やっぱり迷ってしまった〜森までこれたから遺跡までちゃんといけると思ったのに

〜!!私のバカァ〜!!」

森で迷ってしまった・・・。

ガサッ

何か物音がしたため私は愛用の魔法剣を構える。でてきたのはバンダナを頭に巻いた男と

『金髪』の軍服の男・・・・・。バンダナの男がこちらに気づき話しかけてくる。

「お前誰だ?ってか何でこんな所にいるんだ??」

「ええ〜と、銀髪の男を見ませんでしたか?追ってるんですが、町でこちらの森の遺跡に

行ったと聞いたのですが・・・・?」

「その遺跡に今までいたけど、そんな奴見なかったぜ?『銀髪』じゃなくて『金髪』なら

ここにいるけどな、な?聖?」

聖と呼ばれた金髪の男はうなずき

「ええ、私たち以外にはいなかったと思いますよ財さん・・・・・。」

と言った。

私はよくよく考えてみた。

『それでな・・・・ん髪の男がよぉ〜』

『・・・・』の所って聞き取れなかったけど、もしかして『銀』じゃなくて『金』だった

りして・・・・・。あぁー!!俺の!

「私のバカァァァァ!!こんな単純事でぇ〜!!」

頭を抱えて叫んでいる私を見ながら、財と呼ばれたバンダナ男が言う

「なぁ〜こいつ一体なんなんだぁ?」

聖はふいとそっぽを向き

「しりませんよ・・・・私はそろそろ帰ります。この人のことはあなたに任せますよ、財

さん。我は飛ぶ、彼方へ」

移動魔法で去っていった。

「・・・・・・で、お前の目的の銀髪男はいなかったわけだ。じゃあ、帰るか・・な?ど

うせシンに戻るしかないんだろ?」

ポンっと私の肩を叩き財は言った。確かに銀髪男がいないならココに居てもしょうがない。

「そうですね。すいません、取り乱しちゃいまして。私はルイスといいます。」

「俺は大野 財だ。財って呼んでくれてかまわないからな。」

それからシンの町に戻り、一から情報収集を始めた。財も手伝ってくれた。一週間が経ち

次第に財と打ち解けていった・・・・・・・。

 

 

 

「・・・そうなのか・・・・おふくろさんとおやじさんの敵を探していたわけだ。その敵

が銀髪の男だと・・・。」

ついに私は財に敵の事を話した。

「ええ、この町を終わりに銀髪の男の情報が途絶えました・・・・絶対この町に居るはず

なのですが・・・・・・イタッ、いきなり止まらないでくださ・・・い?」

財がいきなり道の真ん中で立ち止まったため後ろを歩いていた私は財にぶつかってしまっ

た。そして文句を言おうとした私の視線と財の視線の先には人だかりと血だらけの男の死

体。そしてその死体となった男の知り合いらしき若い男の叫んでいる姿。

「くっ!!」

いきなり頭痛がして、昔の記憶が蘇る。父と母の死体・・・・・そう、両親の死体とこの

見知らぬ男の死体は殺され方がまったく同じなのだ。私は思わず青ざめ、震えてしまう。

 

すると10人ほどの兵士を連れた小太りの男が歩いてきて、

『お金集められなければ町を潰すだけですから。』

と言って高笑いしだす。すると財はわざとらしく大声で、

『え!!潰されるの?この町!!』と叫びその場の人々、もちろん私も驚き財を見る。す

ると小太りの男はそのバンダナ男を指差し驚きながら言う

「あ、あんたは大野 財!!予定変更よ!大野財閥にこの町をとられる前にさっさと潰

す!!」そして兵士と走り出す。

「えっ!!親父とは関係ないんだけど!!お〜い!!ったく誰だよ〜この町が潰れるのを

早めたのはぁ〜?」

そしてさっき叫んでいた男と民衆は財に殺気を込めて凹した。そしてボロボロになった財

に何気なく

「財さん、何やってるんですか?その無神経さ直した方がいいといったでしょう?」と声

をかけ近寄り、小声で話しかける・

『なにやってるんですか!!』

『いやぁ〜な、こうすれば自然に軍についているお前の敵を探せるだろ?それに遅かれ早

かれこの町は攻撃されるだろうしな。』

『敵って!!財さんも気づいてたんですか?あの男を殺したのが私の敵の男だって事

が!?っというよりなんでわかったんですか!?』

『んなもん、おまえがあの死体を見たときの表情を見ればわかるっつ〜の。』

そんな会話をしていると周りの人が怪しいという目で私と財を睨んでいるので慌てて私は

財を立ち上がらせると財は服をポンポンと叩き

「ンなこといったって、性格なんてそう簡単に直せるもんじゃないぜ〜ルイス」

っととぼける。まだ怪しいという目で見られているので会話を何気なく続ける

「ねぇ!どうするんですか!あなたが大声出して気づかれちゃうからガイア王国軍部がこ

こを潰しに来ちゃうんでしょう?」

「ん〜とりあえずここを潰そうとする軍隊を返り討ちにするしかないんじゃない」

その言葉を聞いてみんな凍りつく。そして大声を上げる「誰が返り討ちするんだよ〜!!」

「ダメだ〜俺たちは死ぬんだぁ〜!!」

そのときさっきの若い男が怒鳴る。

「でも俺たちが戦わないとこの町は潰されちまうんだぞ!!金しか考えねぇ政府と軍

に!!俺は戦うぜ!!たぶんへスを殺したのも軍の野朗だろうしな!!」

これはチャンスだ!そう思い私は前に進み出る

「僕達も戦いましょう。」

財は驚いた顔して(もちろん演技)

「俺も!?」

「当たり前でしょう!!あ・な・たの責任もあるんですよ!」

すると戦士風の女も出てきて参加すると言った。

若い男の名は【騎馬 杖】、戦士風の女はフィリスという名だった。

 

その後住民も立ち上がり、軍の第一陣を退かせた。第二陣が来ることを考えての酒場での

作戦会議が今終わった。私は・・・・いやこの酒場に居る仲間の内の数人もそうだが、変

な視線に気づく。私は言った

「では、少し風に当たってきます。」

そして酒場を出た。

そして町を抜け、シンの町を見渡せる丘の上にいる・・・・。

「さて、そろそろ出てきてはどうですか?」

私の声に後ろの林から銀髪の男が出てくる。

「フフフフ、やっと見つけましたよ、両親の敵!!」

私は目の前にいる銀色の髪をした男を睨みつけた。銀髪の男は余裕の笑みを浮かべこちら

を見ている。そして口を開く

「あぁ、キミはあのとき魔道書を奪いに行った時にいたガキですか・・・・。キミのご両

親は頑固でねぇ〜研究のために魔道書を貸して欲しいといったのに貸してくれないので殺

して奪いました。ククク♪あの時のキミの両親の悲鳴は結構いい味出してましたよ・・・・・。」

そして銀髪の男は異様な形をしたナイフを取り出し私に突っ込んできた。

「さぁ、私の実験につき合っていただきましょう!!」

「ふざけるな!!両親の敵だ!お前は絶対倒す!! 『我は求める神速の足を!!』」

私は加速の魔法を唱えると同時に魔法剣を構え走り出した。交差し私と銀髪の男が位置を

入れ替える。銀髪の男の右腕は肘より先が私の魔法剣で切り落とされている。しかし銀髪

の男はその右腕を見て笑い出す

「ふふふ・・・ハッハッハッハ♪さすが魔法使い。やはりこのままじゃ勝てませんねぇ〜

少々本気を出しますか♪」

そして銀髪の男は舌でナイフの飾りらしき宝石を舐める。すると宝石が光りだす

「ふふふ、それじゃあ行きますよ。絶対領域ON!!」

銀髪男がそう叫んだ瞬間私の前から姿が消える。

「ひゃはは!!後ろが、がら空きですよ。」

しまった!!そう思った瞬間背中を斬られてしまった。私は痛みよりも銀髪の男が

「なぜ!!なぜだ!!お前は魔法が使えるのか!?」

もう、元の位置に戻っていた銀髪の男はもっと笑い出し、宝石の部分を舐めまくる

「ギャハハハハハ!!そうですよ〜私は魔法が使えません。でもこの装置がある限り私は

無敵です。」

宝石が光っている。銀髪男はナイフを頬擦りしながら、我が子を自慢するかのように説明

しだした

「私が研究していたのはデスねぇ〜【科学】と【魔法】の融合ですよ。科学は十分知識を

得ましたが魔法の知識はやはりねぇ〜・・・・。そこで必要となったのが、あなたの家に

伝わる魔法書『魔気錠』だったわけです。おかげでこの作品ができたわけです。すごいで

しょ〜魔法の才能がない人でも魔法と同じ力を手に入れるわけですから・・・・。ちなみ

に今使った【絶対領域】は、持ち主の周りの空間を持ち主の都合のいいように、つまりは

重力や摩擦や空気の抵抗などを無くして、持ち主の脚力を異常に上げる。つまり消えたの

ではなく速すぎて『見えなかった』わけです。さっきあなたの使った加速の魔法と同じ原

理です。まぁ性能の差は明らかですけどね。」

俺は話を聞きながらも魔法の詠唱を終わらせていた

「話が長すぎだ!!我は願う!彼の敵の動きを止めよ!!」

そして詠唱に反応した植物の蔓が無数に銀髪の男に巻きつく。

「動けなきゃ意味ないだろ!!食らえ!!」

魔法でファイヤーボールを投げつける。

「甘いですねぇ〜『絶対防御』ON!!

すると銀髪の男に突っ込んでいったファイヤーボールが当たる直前に消えてしまった。

「今のは魔法で言うバリアですかねぇ〜フフフ・・・・・。」

「クソッ!」

私が諦めかけたその時・・・・

 

「オイオイ、諦めんのかぁ〜ルイスゥ〜」

声の方向を見ると財が立っている。

「そうよ!!私達も援護するから負けちゃダメよ!!」

「それにしても水臭いぜ!!こんな強敵と一人で戦おうなんてよぅ!!」

その後ろにはフィリスと杖。財が銃を取り出しながら言う

「お前は少し休んでろ。魔法を使ったり攻撃を受けて体力的に辛いだろ。」

その言葉とともにフィリスは二本の剣を構え、杖は自分の拳と拳を突き当てる。

『ククククク、あなた方がやったって同じことですよ。私には勝てません。』

銀髪の男は空に浮いていた。そして衝撃波を放ちフィリスが吹き飛ばされる。杖がジャン

プし銀髪の男を殴るが、男の顔面に拳が入る前に【絶対防御】に防がれてしまい

、逆に殴られ地面に叩きつけられる。財が叫び銃を男に向ける

LIGHTNING SHOT!!」

すごい勢いで弾が電撃に変わり男に当たったとおもったがやはり防がれる。しかし私は銀

髪の男の持っているナイフに付いている宝石、いや制御装置の変化に気づいた。能力を発

動して、【絶対領域】や【絶対防御】を使うと宝石(制御装置)の光り方が鈍くなるのだ。

機械・・・・・機械だとすれば!!

「みんな!!私が詠唱する時間を稼いでくれ!!30秒くらいだ!!」

むくっとフィリスは起き上がり言う

「難しい事言うわね〜」

パンパンと服に付いた土を払いながら杖

「でもルイスには考えがあるんだろ!?」

弾を装填しながら財

「なら稼いでやろうじゃないか、貴重な30秒をな!!」

その言葉聞き、私は安心し目を閉じ、詠唱に集中する。爆発音、打撃音いろいろするが無

視し集中する

【我、求める。我はそなたに誓う、汝は我に誓うすべてを無にする光を!】

私の手の中にサッカーボールくらいの光の玉ができる。

「古代魔法RAY!!」

すごい勢いで銀髪の男に飛んでいく。銀髪の男は叫ぶ

「だから効かないといっているでしょう?古代魔法だろうとなんだろうと私には効かないんですよ!!【絶対防御】ON

光の玉が絶対防御の壁に当たり爆発する。

「フハハハハ!!だから無理だって言ってるでしょう!?もう少し勉強したらどうです

か?所詮貴方の魔法は効かな・・・・・・」

ピシッ!!そんな音とともに宝石(制御装置)にヒビがはいる

「なに!?制御装置にひびが!!」

「お前の方が勉強したらどうだ!?その制御装置だって機械だ!!ファイヤーボールくら

いなら制御装置の容量で絶対防御を発生させ防げたが、このRAYはファイヤーボールなん

か比べ物にならないくらいの威力だ。制御装置の容量で捌ききれる分けない。捌ききれな

ければその負担に耐えられなくなり今のように壊れる。わかりやすく言えば杖さんでも中

学の勉強なら記憶できるが、一気に高校の勉強をしたら混乱してぶっ倒れる。つまりお前

は魔法を使えない。俺の勝ちだ!!」

銀髪の男は取り乱していた

「私はぁ〜!!私はやられねぇ〜やられねぇ〜よ!!ぶっ殺してやる。【絶対領域】ON!!

その瞬間私の目の前から消えるが目の前に倒れる。腕が変な方向に折れ曲がり足もボキボ

キに折れている。そして首は折れ顔は原型を留めていなかった。銀髪の男は【死んだ】何

故か?制御装置が完全に壊れて粉砕されていた。壊れかけの制御装置で 【絶対領域】を

使い光速以上で移動し途中で壊れかけた制御装置が負荷に耐えられなくなり壊れ、光速以

上の速さで投げ出さたのだ。最高速の戦闘機以上の速さで風を受けているのと同じような

もの、そんなのに人間の体が耐えうる分けない。

ボロボロになった自分の服を見ながら財が話しかけてくる

「死んだのか?」

「ええ、死にましたよ。私の一つの夢というか目標が消えました。もう一つ、魔道書を探

すこと、それと・・・・・・・・・・・この町を守ることがあります。」

フィリスが剣を終いながら言う

「そうね、そろそろ戻りましょうか?」

杖が聞いてきた

「なぁ〜ルイス、なんで俺を例えに使ったんだ?ってか高校勉強ができない、ぶっ倒れる

ってなんだよ!!」

その瞬間私は思いっきり笑った。財もフィリスも笑った。

 

 

そんな日から軍の第二陣、援軍を得て第三陣を退け、町を守り首都で革命が起き、軍もシ

ンに攻めてこなくなった。私は魔道書を探すという目標に向けてシンを出ようとしていた。

「ふぅ〜シンではいろんなことがあったなぁ〜。・・・・・さて行くか」

『おいおい、俺を置いてくのかよぉ〜。』

声の主は町の出口に立っていた。バンダナをしている男・・・・財だ。

「財さん!?そんな〜貴方を巻き込むわけには・・・・・」

財はククッと笑い

「そんなこと言ったってもう巻き込まれたも同然だろ。な?」

「そうですね・・・じゃあ行きましょうか・・・」

そして歩き出した。魔道書を求めて・・・・・・

 

 

END

キャラ【ルイス】原案・・・・ХЕИО

はっきりくっきり言います、白状します。銀髪の男・・・・・・・強くしすぎ

たぁ―――――!!容量オーバー??そう、それは作者の悩んだ

末、容量オーバーで自滅するという作者の逃げに近い結末にしました。ルイスですが普段

は丁寧な言葉を使いますが、敵や魔道書のことになると言葉が雑になります。その気持ち

はわかりますけど(笑)眠い中書いたりしたため意味不明な文章もあるかと思いますが厳

しい感想待ってます。(苦笑)

 

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